秋風 |
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秋風の一人を吹くや海の上 夏目漱石 秋風や甲羅をあます膳の蟹 芥川龍之介 |
秋高し |
秋高し吾白雲に乗らんと思う 夏目漱石 |
秋の空 |
草山に馬放ちけり秋の空 夏目漱石 |
秋の月 |
今日よりは誰に見立てん秋の月 夏目漱石 |
秋の虹 |
秋虹をしばらく仰ぐ草刈女 飯田蛇笏 |
天の川 |
別るるや夢一筋の天の川 夏目漱石 |
鰯雲 いわし雲 |
鰯雲日和いよいよ定まりぬ 高浜虚子 いわし雲大いなる瀬をさかのぼる 飯田蛇笏 |
今日の月 |
江の嶋は亀になれなれけふの月 正岡子規 |
秋天 しゅうてん |
耕せり大秋天を鏡とし 西東三鬼 |
天高し |
天高し雲行くままに我も行く 高浜虚子 |
宵闇 |
すたすたと宵闇かへる家路かな 飯田蛇笏 |
秋の季語一覧(天文)貫田峰俳句 歳時記
