夏 |
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更衣水にうつりていそぎつつ 『更衣』ころもがえ |
日を射よと草矢もつ子をそゝのかす 『草矢』 |
乳母車夏の怒濤によこむきに 『夏怒涛』なつどとう |
生々と切り株にほふ雲の峰 『雲の峰』 |
炎天の梯子昏きにかつぎいる 『炎天』 梯子(はしご)昏き(くらき) |
八方へゆきたし青田の中に立つ 『青田』 |
罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき 『罌粟の花』けし 芥子 |
生々と切り株にほふ雲の峰 『雲の峰』 |
濃き墨のかわきやすさよ青嵐 『青嵐』夏嵐 |
『』 |
『』 |
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橋本多佳子の俳句一覧 読み方・季語 貫田峰
