複音ハーモニカ タングブロック・3穴・5穴・7穴・ベース奏法 分散和音奏法・マンドリン奏法・バイオリン奏法

複音ハーモニカの吹き方

※図の赤い枠は
口でくわえた状態を
青い塗りつぶしは
吹き・吸いを表しています
赤い塗りつぶしは
舌で穴を塞いだ状態を表しています

■タングブロック奏法
複音ハーモニカを独奏で吹く場合
タングブロック
という奏法が多く用いられます

吹き・吸いともに
3つの穴を口でくわえて
左側の低い方の音の穴を
舌で塞ぎ
一つの音を出す奏法です

■3穴・5穴・7穴奏法
複音ハーモニカでは
それを応用して
音を重ねて出す奏法があります

3つの穴をくわえて2つの音をだす3穴奏法
5つの穴をくわえて2つの音をだす5穴奏法
7つの穴をくわえて2つの音をだす7穴奏法
です

■ベース奏法

3穴奏法からタングブロック奏法へ
タングブロック奏法から3穴奏法へ
舌を
穴につけたり離したりすることで
リズムを刻む奏法です

2音同時に先に鳴らす場合を
同時ベース奏法
1音から2音に音を重ねるように吹く場合
後打ちベース奏法
といいます

■分散和音奏法

ハーモニカを加えた口の幅を
広げたりせばめたりしながら
3穴・5穴・7穴奏法を使って
和音を
同時にではなく
1音ずつ鳴らしていく奏法です

吹き・吸いを続けて
一番右の音は鳴らしたままにします

■マンドリン奏法

吹き・吸いしてるあいだ
舌を左右に動かすことによって
マンドリンの複弦による
トレモロのような効果を得る奏法です

1穴の場合だけでなく
3穴奏法の場合でも
この奏法を行うこともあります

上の図を繰り返します

■バイオリン奏法

ハーモニカの複音のうち
上下どちらか片方だけ
吹き・吸いして
音を鳴らします

その上で
ハーモニカ本体を手で揺らすことにより
バイオリンのビブラート
のような効果を得る奏法です